肩甲骨とは➀

古くを辿れば、マンモスにも前足の付け根に「肩甲骨」が存在しています。

 

そもそも腕や前足というのは棒状の骨によって構成されています。

この棒状の骨を動かすためには受け皿が必要です。

この受け皿のうち、腕の骨の受け皿が「肩甲骨」、足の骨の受け皿が「骨盤」となっています。

したがって四肢動物にとって肩甲骨と骨盤は非常に重要な役割を担っているのです。

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受け皿は肩甲骨の外側にある小さく浅い関節があり、凸部はほぼ完全な球状の上腕骨の大きな骨頭が肩関節を作ります。はまり具合が浅いことで上肢の大きな可動域が可能になりました。と言うことは非常に不安定な関節でありインピンジメントや亜脱臼・脱臼などの障害が起こりやすい。

 

因みに、関節は可動域が大きな関節は不安定であり、可動域が小さな関節は安定しやすい特徴があります。

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肩甲骨自体も昔は"貝殻骨"とも呼ばれていて、貝殻のように割れやすいので注意です。